中下位頸椎(C3〜C7)の破裂骨折
中下位頸椎では、頭部に加わった外力が頸椎へ伝わることで、椎体前方に強い圧迫力がかかり、椎体が粉砕されるように骨折します。椎体の後壁まで損傷がおよび、骨片が転位するため、脊髄損傷を合併しやすい大変危険な骨折です。中下位頸椎損傷のなかでは、頻度の高い骨折型の一つとされています。
環椎(C1)の破裂骨折(ジェファソン骨折)
ジェファソン骨折は、第1頸椎である環椎に起こる特殊な破裂骨折です。頭部から強い垂直方向の圧迫力が加わることで発生し、環椎の前弓と後弓が骨折し、左右の外側塊が外側へ広がるように転位します。
胸腰椎移行部(T10〜L2)の破裂骨折
胸椎と腰椎の移行部は、動きの少ない胸椎と動きの大きい腰椎が連続する部位であり、力学的な負荷が集中しやすいため、破裂骨折が最も起こりやすい部位です。CT検査では、椎体が押しつぶされるだけでなく、後壁の骨片が脊柱管内へ突出している様子を確認できます。